先週金曜に名古屋駅前にルーセントタワーがオープンしました。
建設中のミッドランドスクエアがシネコンや高級レストランが入って
商業施設色が濃いのに対し
ルーセントはビジネス主体で地下に飲食店がある、というかんじのつくりです。
ビル内に医療施設と貸し会議室があるとのことで、内覧会に行って参りましたが、
これが病院か?と驚くほどのナチュラルモダンなインテリア。
あの白くて冷たい感じとは無縁です。
中でも印象的だったのは、待合いスペースの至る所に絵が飾ってあること。
美しい青が基調のリトグラフで揃えられていて、思わず見入ってしまいました。
月面世界のような、静かで淡々としていて、それでいてどこか懐かしいような…。
画面の隅に「KOURA」とサインがあるのを覚えて、
帰ってからネットで検索してみたところ、
小浦昇さんという銅版画家であることが分かりました。
つい先月岐阜市のギャラリーで個展があったということも…。
上の写真は、ルーセントタワーに続く地下通路なのですが、
小浦さんの絵もちょうどこんな色合いでした。
白の壁に黒一色で魚や動物のシルエットが描かれ、
カラーライトが幻想的に照らし出しています。
なにかと派手好きな名古屋にしては画期的にシックで、とても気に入ってます。