日々の、句読点。



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東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~

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リリー・フランキーという名のれっきとした日本人男子は、
イラストレーターであり、エッセイストであり、音楽活動もし・・・と、
ひとことで○○の人と表すことのできない人物である。

彼の書いた「美女と野球」なるエッセイ集を友人から薦められて、読んだことがあるのだが、
これがもう電車の中で読むのは危険なほどに面白い本であった。
面白い、というのはブラックな意味でのそれであり、
ちょっとシモな方向に走る傾向もあるため、合わない人には受け付けられないかもしれない。

そのリリーさんが初めて上梓した長編小説が「東京タワー」である。
副題の「オカンとボクと、時々、オトン」からも分かるように、
物語は「ボク」ことリリー・フランキー、本名 中川雅也と、その母親の「オカン」、
そしてほとんどいっしょに暮らしたことはないが、戸籍上は父親である「オトン」の
3者の関わりを核に、その周辺の人々や東京という街を
軽妙でユーモラスでありながら、その奥に痛烈な毒を内包した文章で綴っている。

登場人物は実在の人物であり、話の進捗も時系列に沿っているので、
この作品は「小説」というよりも、「ドキュメンタリー」といった方が正しいかもしれない。
淡々と進められているストーリーには、全くといっていいほど小説的な脚色や演出がない。
ありのままの生活や感情が、ストレートに読む者の胸に流れ込んでくるのだ。

本書が「泣ける本」としてメディアに取り上げられているのを、しばしば目にする。
私はベストセラーというものにあまり興味がないため、
どのくらい売れているのかは知らないが、書店に平積みになっているところから察するに、
多くの人が手にしているのであろう。

最近は純愛ブームだかなんだかで、やたらと「泣ける」ことを売り物にしている作品が
多いように(ひねくれ者には)思えるのだが、
この本はそういった、美しく悲しい物語に涙する自分に酔うための本ではない。

物語は、リリーさんが九州の筑豊で過ごした幼少期から始まり、
東京で一人暮らしをしている家にオカンを呼び寄せ、
そして東京タワーの見える病院の一室で息を引き取るところで終息する。

リリーさんのオカンは、とにかく明るく、人好きで、料理好きな人だ。

息子を育てることに自分の働いたお金のすべてを費やし、
自分の服は買わずとも、息子にはいつも新しい服を着せ、
欲しいというものは、しぶることなく買い与えた。

リリーさんを尋ねてくる友達やら仕事関係の人にまで、「食べんしゃい」と
料理を振る舞い、誰一人知り合いもなかった東京で、
オカンネットワークを広げていった。

そして自分の命が尽きようとしている、最期の最期まで、息子のことを心配していた。
抗がん剤の過酷な治療と戦いながら・・・。



母親というのは無欲なものです

我が子がどんなに偉くなるよりも

どんなにお金持ちになるよりも

毎日元気でいてくれる事を

心の底から願います

どんなに高価な贈り物より

我が子の優しいひとことで

充分過ぎるほど幸せになれる

母親というものは

実に本当に無欲なものです

だから母親を泣かすのは

この世で一番いけないことなのです



作中に引用されている、葉祥明さんの詩。

どうして自分を欲求を抑えてまで、子供に尽くすことが出来るのか?
正直なところ、母親でない私にはわからない。

もっといろんな話しをしておけばよかった。
もっといろんなところへ連れて行ってあげればよかった。
もっともっと、優しくしてあげればよかった。

原始の時代からずっと、そうやって人間は後悔を重ねているのだろう。
失って初めて、その大切さに気がつく。
生まれたときから誰もが死に向かっているのであり、
死が訪れるのは、10年後かもしれず、明日かもしれない。

そんなことは、分かっている。
分かっているのに、それを忘れて、忘れたふりをして何となく毎日を送ってしまう。
リリーさんはこの本を通じて、私たちがなおざりにしてしまっている大切なもののことを
思い出させてくれる。

帰りの通勤電車で読み終えた私は、こらえていた涙をぐずぐずと流しながら
暗い夜道を家まで歩いた。

オカンを亡くしたリリーさんの悲しみを思って泣いた。
自分のことばかりを優先して、わがまま勝手に生きているわたしの傲慢さに泣いた。
そして、まだわたしには孝行すべき親が生きているという幸せに、泣いた。

ぐずぐずと歩いていたら、途中から雨が降り出した。
わたしが玄関を開けるや否や、「雨降ってなかった?迎えを呼べばよかったのに!」と
出てきた母に、わたしはコートについた雨を払いつつそっぽを向いて
「たいして降ってなかったから」と、そっけなく答えてしまった。

だって泣いた顔を見られたくなかったんだと、
自分で自分に言い訳をしながら。
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by xxyasukoxx | 2006-02-18 21:13 | 本の虫

一条ゆかりさんのサイン会

こちらが下の記事に書いた、一条先生のサインです(^。^)
色紙は、サイン会の前に東急ハンズで購入した、ピンクの梅柄のもの。
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これまで、雑誌などでお写真を拝見したことはありましたが、
実際に先生をお見かけするのは初めてでした。

ストレートにのばした髪がさらさらで、華のある笑顔の素敵な方でした。
黒のフリルのVカーディガンに、オペラピンクのインナーを合わせてみえて、
胸元には大きなターコイズの連なったゴージャスなネックレス。
その衣装のインパクトにご本人が負けていないところが、さすが・・・というかんじでした。


全員にまず「こんにちは」と声をかけられ、サインをしている間もひとりひとりと
にこやかにお話しをされていました。
私はといいますと、何を話そうかとぐるぐる考えていたのですが、結局のところ、
「小学生のときからずっと読ませて頂いています」
「また海外旅行のお話しをぜひ描いて下さい」などという、ありきたりなことしか
言えませんでした・・・。とほ。

恋愛の教祖?としても名高い、一条先生のサイン。
飾っておいたらご利益がありそうですね!

サイン会の後は、名鉄百貨店のルピシアでお茶を。
同行してくださったスナコさんは、サンドに新作の「ミス茉莉」(ミスモーリー)という
ジャスミン茶を、わたしはスコーンと「抹茶黒豆玄米茶」をオーダーしました。

正直、私の頼んだ抹茶黒豆玄米茶は・・・緑色の苦めの玄米茶というかんじで、
期待していた黒豆の風味があまりかんじられませんでした。
しかも、スコーンに玄米茶という選択自体、失敗ですわな・・・(._.)

そのかわり、お味見させてもらった「ミス茉莉」はヒット!
ジャスミン茶に中国茶をブレンドしたものとのことですが、
マンゴーのようなフルーティーな香りがして、とっても爽やか。
初春のすがすがしい雰囲気にぴったりなお茶だと思います。

もうじき毎年買っている、春季限定の「サクラ」シリーズも発売になりますが、
この「ミス茉莉」も買ってしまうかも・・・。
ぜひ一度お試しくださいな♪
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by xxyasukoxx | 2006-02-05 21:21 | 本の虫

プライド

タカシマヤのバレンタイン企画で、漫画家の一条ゆかりさんのトーク&サイン会が
あるとのことで、先週末にはりきって整理券をもらってきました♪

整理券をもらうには、タカシマヤ内の三省堂書店で、
雑誌「コーラス」か、コミックス「プライド」を購入するのが条件でしたので、
「プライド」の1、2巻を買いました。
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整理券ゲット♪午前11時過ぎに行って、この番号でした。↑

一条ゆかりさんといえば、りぼんで連載されていた「有閑倶楽部」が有名ですよね。
キャラクターの個性の強さ、話のスケールとリアル感は、もはや少女漫画と
一括りにしてはいけないのでは?というくらい群を抜いた完成度で、大好きな作品です。

初期には「砂の城」「デザイナー」「こいきな奴ら」などの名作の数々があり、
友達のお母さんからお借りして、夢中で読んだことを覚えています。

少女漫画以外にも、旅をテーマにした「猫でもできる海外旅行」や、
美食とダイエットな日常を綴った「一条ゆかりの食生活」も
作者の豪快な(?)人柄がよく出ていて、読んでいて元気になれる作品ですね。

最新作の「プライド」は、オペラ歌手を目指すふたりの女性の物語です。
ひとりはオペラ歌手の母から生まれ、富豪の娘で美貌と高いプライドを持った、史緒。
もうひとりは貧しい暮らしから他人を蹴落としてでも、歌手になろうとする、萌。

自らの高すぎるプライドに苦しむ史緒と、プライドを捨て去り、なりふりかまわない萌。
タイトルになっている「プライド」をキーワードにストーリーは展開されていきます。

萌には史緒ほどの英才教育を受けていないために、歌そのものの技術は荒削りだが、
必死で生きてきた悲哀が歌に宿り、人の心に訴えかける。
それに引き換え、史緒の歌は華やかできれいだが、聴衆を惹きつけるまでに力がない。

そのことに悩む史緒に、「どうしてあなたの歌にお客が耳を傾けないか知りたい?」
萌がからかうように聞いたとき、史緒は「けっこうよ」と肩をそびやかして立ち去ろうとする。
「みえっぱり。そんなのはプライドじゃないわ」萌の口から出たその言葉が、
ぐさりと史緒の心に突き刺さった。

本当は人の心を捉える歌を歌う萌に嫉妬しているのに、
それを認めることができずに、尊大な態度をとってしまった。

どこまでがプライドで、どこまでが見栄なのか?
このシーンを読んで、そんな疑問が浮かんできました。

「プライド」とは、誇り。自尊心。自負心。

(1)自分を優秀な者だと思う気持ち。尊大に構える心。プライド。
  「―が強い」
(2)自分の品位を保とうとする心。プライド。
  「そんなことは―が許さない」

自尊心という言葉に接するとき、いつも思い出すのは、
三島由紀夫の著作「若きサムライのために」の中の一節です。

「自己を尊重し、自尊心を守ることが、
とりもなおさず人間を尊重することになるんだ。
自己を尊重できないものが、どうして人間を尊重でき、
真実を尊重できるのだね。」

プライドとは、自分を大切にする気持ち。
自分の心に恥ずかしくない行いをすること。

真実に直面して自分が傷つくのが怖いから、
目をそむけて鎧で身を固めてしまうのが、見栄。

本当にプライドの高い人とは、
自分の心のありようを常に顧みて、背筋を正して物事をとらえる、
曇りのない眼を持った人のことではないかというのが、私なりの解釈です。
そのように、自分自身もありたいと思います。
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by xxyasukoxx | 2006-02-05 19:49 | 本の虫

着物と暮らす 入門

着物に関する本は、小説やエッセイ、グラビアなど、見つけるとついつい買ってしまいます。
昨日新しい本を購入したので、ご紹介します。
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「知識ゼロからの 着物と暮らす 入門」
著者:石橋富士子
発行:幻冬舎
2005年11月30日 初版発行/¥1300

著者の石橋富士子さんはイラストレーターで、五十歳になったら
毎日着物で生活しようと決めておられ、それを実践していらっしゃる方です。

タイトルの「知識ゼロから」の通り、着物の柄や素材などの基本知識から
着ていて楽な着付けの手順や、寒さ対策、小物の作り方など
すっきりとかわいいイラストとともに、とても分かりやすく書かれています。

とにかく日常に着ることを第一に考えられているので、
いろいろと独自の工夫が凝らされていて、なるほど・・・と、うなずくことがたくさん。
その中の一つに「なんちゃって帯」なるオリジナルアイテムが。

石橋さんは羽織が好きでよく着られるですが、羽織を着ると帯は前の少し部分しか
人からは見えませんよね。
それならばと、お太鼓部分のない、胴回りのみの帯を作ってしまったんです。
作り方はとても簡単で、接着芯をつけた布地の四隅を縫いとめ、
胴に巻いて重なる部分にマジックテープをつけるだけ。
着付けはあっというまですし、軽くて動きやすそうです。

ただ、背中の膨らみが出ないので格好としては不自然かも?
と思ったりもしますが、まぁ半幅帯を貝の口に結んでいると思えば、
ぺたんこでもおかしくはないのかな(-.-;)

帯留めや半襟なども、案外かんたんに自分でつくることができるようなので、
わたしも挑戦してみたいなと思いました。
箸置きの裏に金具をつけて帯留めにしたり、
半襟にステンシルや刺繍を施したり…普段のきものだからこそできる遊びですよね。

面倒がらずに、自分の手と頭を使って。
またひとつ今年の抱負が増えましたo(^-^)o
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by xxyasukoxx | 2006-01-07 00:09 | 本の虫

元旦のきもの

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明日に着るきものを合わせてみました。

今年は白地に朱の染め模様に梅の花の絞りが入った付け下げに
紺地に椿の塩瀬の染め帯。

元旦といっても親戚が十人程度の集まりなので、
訪問着や振り袖(持っていないけど)を着るほど大袈裟なものではありません。
きものを着るのは、改まった気持ちで一年を始める儀式のようなものですね。

今年も今日でおしまい。
あっというまに過ぎてしまう一日一日を、大切に歩んで行けたらと思います。
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by xxyasukoxx | 2005-12-31 15:37 | 本の虫

きもの浪漫

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「昭和モダンキモノ~抒情画に学ぶ着こなし術~」
2005年1月30日 初版発行
編者 : 弥生美術館 中村圭子
発行所 : 河出書房新社 ¥1,600-

先週末、出張で東京に行き気になっていたお店などを散策してきました。
まずは根津の弥生・竹久夢二美術館へ。
東大のすぐ裏手にひっそりと建つ、こじんまりした美術館です。
所蔵作品はロマンティックな少女画で有名な高畠華宵と
憂いを秘めた美人画の名手の竹久夢二をメインとして魅力的な展示が企画されています。
今回の展示は「子供の世界」と題された絵本や童謡が集められていました。

わたしが目を引かれたのは、実は作品よりも出口付近に掲示されていた
来館者のきものスナップです。
なんと今年の三月から六月の間に130人ものきもの来館者があったというのだから驚き!
この美術館の雰囲気に合わせた大正浪漫を感じさせる着こなしが多く、
ほんとうに好きで着ているのだなというのが伝わってきて嬉しくなりました(*^-^*)

中でもベージュの縞のきものに柿色の半襟をたっぷりと見せた着こなしの方は、
ご年輩でしたが、まるで夢二の絵から抜けだしたかのように素敵で、
食い入るように見つめてしまいました。
わたしもいつかあんなふうに着られるようになりたいなぁ…。

自分土産にきものの本を購入。
いままではいわゆる浪漫調のきものには興味がなかったのですが、
今回のスナップを見て、ゴテゴテにならず、
すっきりと可愛らしく着ることもできることを教わり、
これはひとつ研究せねばと思った次第なのです。
このころの着物は大胆かつ自由に着られていて楽しいですね。
決まり事を踏まえた上で、それぞれが工夫を凝らしたおしゃれをしていて。
装うことの楽しみを改めて思いました。

ちなみに帯板を入れて着るようになったのは、戦後からのことだそうですね。
「帯板を入れて、固くあまりにも立派になってしまった帯は身体になじみにくく
戦後世代をキモノから遠ざける一因になったのではないだろうか。」
戦前まではきものは普段着だったため、楽にきていられることを優先させて
わりとルーズに着ているんですよね。

戦後に洋服文化が輸入されて、きものは儀式用の改まったものになったため、
どうしても動きやすさよりも、見た目の美しさを重視するようになったのでしょうね。
ひとつのしわもない着付けは確かに美しいけれど、
実用の美、動いてこそ本当の美しさの現れる着方もあるのではないか?
そうすればきっときものがもっと身近になるのではないかなと、思いました。

まずはぴしっと。
それから徐々にだらしなくなる手前まで、ラクに着られるようになりたいですね。
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by xxyasukoxx | 2005-12-23 16:02 | 本の虫

甦る全日本女子バレー

こちらはきものとは関係のない読書の記録です。
会社の同僚さんからお借りしたのですが、久々に読んでいて胸が熱くなりました。

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「蘇る 全日本女子バレー~新たな闘い~」
2004年4月19日 初版発行
著者 : 吉井妙子
発行所 : 日本経済新聞社 ¥1,400-

2003年全日本女子バレーは、それまであまりバレーに興味のなかったわたしさえ
目が離せなくなるほどの強烈な輝きを放っていました。
オリンピック行きこそ果たせませんでしたが、今でも選手たちの笑顔、そして涙は
記憶の中で色あせることはありません。
本書は全日本チームの選手ひとりひとりにスポットをあてることで、
柳本ジャパンの軌跡を鮮烈に描き出しています。

わたしが個人的に惹かれた選手は、控えのエース佐々木、キャプテン吉原、
当時19歳の栗原でした。
中でも佐々木に関してはあの男性よりも凛々しい姿には同性ながら惚れてしまいましたね。
レオ様すてき~!

ミーハー的な気持ちで読み始めましたが、読み終えて一番印象的だったのは
吉原選手のバレーにかける真摯な情熱とその彼女について語られたメンバーの言葉。

「自分の人生の中で、バレーのことしか考えない時期があってもいいんじゃないか。
朝起きたときに、オリンピックに行くぞと目覚めるくらいに、
バレーに集中してもいいんじゃないか。
そんなトモさんの言葉を消化できてから、一日一日が濃かったし、充実していた」
(杉山選手)

「『私はいつバレーができなくなってもいいように、常にその時を大切にやっている』
と言われたんです。その言葉を聞いたとき、改めてすごい人だと思ったし、
私もこれから一瞬一瞬を大切にしながら、バレーに取り組んでいこうと思ったんです」
(栗原選手)

選手達の練習時間はほぼ9時から5時まで。
個人の技の練習をしようと思ったら早朝練習をするしかないという。
吉原選手は自ら率先して早朝のコートに立ち、自分の背中を若い選手達に見せることで
チームを引っ張っていった。
ほんとうに「一日中バレー」の生活だ。
わたしはこれを読んで、やっと何故彼女達の試合に勝ったときの笑顔が輝いているのか、
何故負けたときにあれほど感情をむきだしにして涙することが出来たのかが
わかったような気がした。

本気でやっているから。
自分の限界を超えてまでバレーに打ち込んできたから。
必死の努力に裏打ちされた笑顔であり、涙であったのだ。

一体、私自身を振り返って何かに「必死でがんばった」と
胸を張って言えることがあるだろうか?
部活だって受験勉強だって仕事だって、それなりに精一杯やってきたつもりだが、
それはあくまでも「自分で設定した限界」の範囲であったように思う。

「勝負の世界に生きるなら、世界のトップを目指すのは当たり前。
それが世界で勝てなくなった途端に、アジアで一番を目指すとか、韓国には勝つとか、
目標設定がチマチマしてきたために、選手もバレーを取り巻く環境も、
縮小スパイラルに陥ってしまったんだと思いますよ。
勝負事は、常に言い切らないとあかん。言い切ったら、
そこに向かって全身全霊を注ぎ込み、急な坂だろうが、高い山だろうが、
汗をびっしりかいて登りきることが大事や」
こんな柳本監督の言葉がある。
常に目標は頂点を目指す。
自分に出来そうなことしか目標にできないようでは、
小さくまとまって羽ばたくことができない。

「必死で努力する」
この言葉が風化しつつある現代。
入れ込みすぎず、適当に。
自分が傷つかないように。
そんな時間を漠然と積み上げていって、一体なにが残るというのだろうか?

たとえ結果が出なかったとしても、必死で走った日々があった、その事実が
明日からの自らの心の糧となるだろう。
彼女達が私にくれたあの笑顔と涙を、これからも忘れずにいたいと思う。
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by xxyasukoxx | 2005-12-21 19:54 | 本の虫


上京して1年。さすらいOLのくらしの足跡。
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