手に汗握りました、WBC。
メキシコがアメリカに勝ったことで、タナボタ的に決勝に進出したかのような日本でしたが、
それが決して運がよかっただけではないことを、身をもって証明してくれましたね。
初回で先制したときには、これはもう楽勝かと、余裕を持って見守っていたのですが、
さすが「世界最強のアマチュアチーム」キューバ、日本のミスを見逃さず、
あわや1点差まで詰め寄られたときには、どうなることかとハラハラしっぱなしでした。
1点差、1アウト満塁のチャンスで、待ってましたの
福留孝介。
わが中日ドラゴンズの主砲の登場です。
ここで打たなきゃ男じゃない。
「お祭男」と異名をとる彼だけに、この最高の舞台を用意された気持ちは、
どんなに充実したものだったか、想像するだけでこちらまで胸が熱くなりました。
しかし、よく知っている選手だけに、ここぞというときにイマイチ弱い・・・という、
いやーな記憶も脳裏をよぎり、バッターボックスに入ったときは、
本当にこちらも「頼む!打って嫌な流れを断ち切って欲しい!」
そんな祈るような気持ちで応援していました。
ファールで粘った後の、センター前のクリーンヒット!!
やってくれましたね。
韓国戦の2ランホームランといい、今回の福留は要所で存在感をアピール。
このいい雰囲気をぜひ日本に持ち帰って、
ドラゴンズを今年こそ優勝に導いて欲しいものです。
福留選手、ほんとうにありがとう!!
そしてスタメン落ちしたときに「いるのかいないのか分からない」とか言って、
ごめんなさい・・・(-_-;)
もともと野球びいきの私ですが、今回のWBCで改めて野球のおもしろさを実感しました。
誰もが優勝候補間違いなしと思っていた、メジャー選手で固めたアメリカが、
日本が圧勝したメキシコに敗退したり、
2度も負けた韓国に3度目の正直で勝利したり。
予測不可能なところが、またおもしろいんですよね。
そして、たった1つのファインプレーやミスが、試合の流れを変えてしまう緊張感。
普段は敵同士の選手が一丸となって戦っている真摯な姿。
例え不利な状況でも諦めない気持ちの強さ。
戦う男はやっぱりかっこいい!
そしてイチローは、立っているだけでかっこいい!
WBCでは派手に目立つプレーはあまりなかったように思いますが、
イチロー選手は練習においても、ひとり時間前からもくもくと自主トレをしていたという話を
聞いて、その野球に対する人並みはずれた努力と情熱にチームが導かれ、
寄せ集めではない「日本の野球」を作り上げたのだと思いました。
WBCの快挙が追い風になって、ぜひ今年のプロ野球も盛り上がることを期待します。
いい夢をみせてもらいました。
ありがとう王JAPAN!!